経営者としてネットショップ運営のリスクもきちんと把握しよう
ネットショップのオーナーだからって
中途半端な気持ちで出来るほど簡単なことではありません。
ネットショップを運営しようとはじめる前にまずはリスクを知り準備をしましょう!
インターネットのお店の経営も実店舗の経営と同じくらい大変な事です。
ネットショップは最初のコストも少なく、
維持費もあまりかからないため、
仕入れさえ何とかなれば思い立ってからすぐにでもホームページは持てます。
しかし、「本業ではない副業だから」「趣味程度でしているから……」という意識で、
お客様へのメールの返事が遅かったり、対応にムラがあったりしては
お客様にも失礼ですし、またそういう気持ちのお店ではお客様も逃げていきます。
ネットショップを作ってからも
作っただけで注文がたちどころに入ってくるほど甘くはありません。
それは実店舗に置き換えると分かりやすいです。
実際にお店を作っただけで毎日お客さんが来るとは限りませんね。
このような事を知らずネットショップをはじめられる方が多いので、
まずは心の準備からはじめましょう!!
実際のお店を持っている位の気持ちで運営していきましょう!
目次
Toggle在庫を抱えるリスク
ネットショップは実際のお店と違いお店を出す費用がかなり安いです。
もし何かの事情でお店を畳まないといけなくなっても、
インターネットのお店は簡単に閉める事ができます。
はじめるときも終える時も簡単に費用もかからずできます。
リスクは少ないのですが、それだけではありません。
物を売ると言うことはその商品を仕入れなければなりません。
そしてその仕入れ資金が必要になります。
最初はどんどん売れるような気がして、
大量に仕入れてしまって売れ残ってしまったりします。
最悪バーゲンセールをして売り切る事も可能ですが、できれば避けたい事です。
季節がある商品の仕入れの数はかなり慎重にしないと、
流行がありますので売れ残る事がある可能性も考えないといけません。
代金回収と資金繰りのリスク
実店舗ですと商品と引き換えに目の前で販売するため、代金回収は楽です。
(店舗だと万引きというリスクもありますが……)
ネットショップですと、もし後払いにした場合、
支払期日になっても支払ってもらえなかったりする場合もあります。
新規ショップを狙ったイタズラ注文もあったりします。
代金回収が確かな代金引換でも、受け取り拒否をするお客様もまれにみえます。
その場合は、品物の往復の送料がかかってしまいますし
戻ってくる時の送料は割引なしの送料がかかってきます。
お客様都合のキャンセルということでそれをお客様に請求しても
支払ってもらえなかったり、逆に文句を言われる場合もあります。
(稀なケースですが)
クレジットカード払い・コンビニ払い・代金引換は
最近は入金されるまでの期間が短縮傾向にありますが、
商品が売れたのに実際の入金までに時間がかかり、資金繰りに困ってしまう場合もあります。
手間と時間がかかります
これはリスクではありませんが、ネットショップは思った以上に手間と時間の労力がかかります。
時間がかかるということは、自分一人で始めたとしても
ネットショップオーナーさんの人件費がかかると言うことになります。
目に見えにくいですが、自分の人件費がかかるということは
売上が上がるまで「とにかく頑張る」ことが必要になります。
薄利多売をしようとした場合、どうしても商品数が多くなってしまったり
季節によって商品の入れ替えがある場合はホームページの更新作業が増えます。
実際に手にとって見てもらうことが出来ない以上、
商品の撮影や写真の修整・説明文を考えたり、
商品価格をショッピングカートに設定したりと手間がかかります。
並べて値札を付ければ良い実店舗と違い、
商品の更新作業はネットショップの方が労力を使います。
そしてメールでのやり取り、
発送作業・入金確認・納品書(請求書)作成・配送伝票作成・在庫管理・顧客管理・経理を
すべて自分でしなければなりません。
注文の少ない頃はいいですが
ある程度注文が増えたら、ぜひ受注管理ソフトを導入することをおすすめします。
上記の作業のほとんどが簡単に出来るようになります。